やはりアルパ!

ALPA11el

 クラッシックカメラというとLeicaやRollei、Nikon、Kodakなどが思い浮かぶ方も多いと思いますが、私は断然今はAlpaです。
なんと言ってもかっこいいそのスタイル! 日本製のマニュアルフォーカス一眼レフに慣れているととっても使いにくい代物ですが、
慣れるとその使いにくさが新鮮な感覚へと移行していきます。これぞクラッシックカメラの真骨頂! とでも言わんばかりです
(それ程クラッシックと言えませんけど)。まず気になるのがレリーズボタン。ボディーの前面に着いています。それだけでも
押しにくいのに半自動絞りには泣かされます。もちろん完全マニュアル絞りよりはずっとましですが・・・。


次にレバー式巻き上げです。前から後ろへ人差し指で巻き上げる方法は、いったんレリーズから指を離さなくてはなりませんので
親指式に比べて速写性は劣ります。ノブ式の方がいいという人もあるかもしれません。しかしそこがまた新鮮な操作感覚を味わえて
私の気に入っているところです。裏蓋もNikon Fのようにスライドして着脱します。ホントに速写性には気を使っていません。
プロ(特に報道)カメラマンは絶対に仕事には持っていかないでしょう。おまけに暗めのファインダーが付いてた日にゃ、もーやだ!
と投げ出してしまうかもしれません。こう考えるとAlpaは偉大なアマチュア向けカメラであることが判ります。じっくり写す気構えで
使うのがAlpaのちょうど良い使い方です。また少数ながら各メーカーのレンズが揃っていること、また他社製カメラ用のレンズも
専用マウントアダプターでAlpaの純正レンズ同様、半自動絞りで使えるのも大きな魅力です。


Alpaの一番の欠点は製造台数の少なさに依るものですが、その値段です。私の持っている11elなぞは新品価格は1976年頃の
カタログによるとMacro-Switer1.9/50と速写ケース付で45万円だったらしいのですが、これをUS$の当時のレートに換算すると
1$=260円くらいだとして、45万円=1730$となります。私は中古で1.9/50とフード、ケース、純正UVフィルター付で1980$で
購入したのでこれは米国市場において事実上の値上がりです。もちろんドルのレートは当時に比べると安くなっているので
値上がりとは言えないのでしょうが。ちなみに送料、通関手数料等を加えた日本円での総額は24万円程になりました。
 マクロスイターはお奨めのレンズです。思ったよりいいと言うより、こんなにいいの?といった感じです。ただのクラッシック
レンズではありません。今でも十分使えるレンズです、ただし使いづらいけど。


最大倍率にするには無限遠から3回転半しないといけないし、半自動絞りだし。せっかちな人には不向きです。
今はPENTACON1.8/50をオートバグ(半自動絞り連動のプラクチカマウントアダプター)を介して使っています。
これだと最大倍率にするのに一回転くらいで済むし、なんと33センチまで寄れます。倍率は1/4くらいでしょうか。
何の変哲もないつまらないデザインのレンズですが、以外と使いやすくて優秀なようです。どうも日本製だと思われますが・・・。
ちなみにお値段は15ポンド(3000円程)でした。

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