カメラの状態・グレード

さて、リストが届いたとして、欲しいカメラが見つかって値段までは判っても
そのカメラの状態などが判らないと中古カメラの場合は購入に踏み切れません。
異常に安いライカって欲しいけど何でそんなに安いのか判らないと不安でしょ?
もしかして「不動」品だったりするし。そこでカメラのグレード、状態を表す言葉を
解説してみました。ただし、グレードはそこのお店、個人の見方で大きく左右されます。
「美品」と言われたのに買ってみたら「美品」とは思えなかったなんて良くある話です。
特に外国では日本人より過大評価する傾向があるようなので気をつけて下さい。
勿論相手に悪気があるわけではなく、そう言う「お国柄」なんだと割り切って下さいね。

カメラのグレード

まず基本的に状態が上の物から

Mint(新品同様)

Excellent(美品)

Very Good(良品)

Good(中古品)

と言う四段階になります。これらにプラス・マイナスが付いて更に細分化されることがあります。
これも上からMint,Mint-,Ex+,Ex,Ex-,VG+,VG,VG-,Gという感じですね。プラスが付くとそのグレード
の中でも結構綺麗な方で、マイナスが付くとやや程度が悪いと言った感じです。
また上記四段階のカッコ内の解説は実は直訳に近く本当は、
Mintだとかなり綺麗なものでそれこそ箱付、新品の物もあります。
Mint-だと結構綺麗な物ですが、やや劣ると言ったところでしょうか。
Excellent(Ex)クラスの物が一番買い得感がありそこそこ綺麗ですし、完全作動品です。
Very good(VG)ではあまり外観には期待できません。でもまず欠品がない完動品を指すことが多いようです。
Goodになると外観どころか動作も怪しいモノです。どうしても欲しい珍品以外は手を出さない方が無難です。

またバイヤーによってもこのグレーディングはかなりバラツキが有り、私が書いたとおりではない
ことが多いようです。Exだと言われたのに「不動品」だったこともありますからね。ですからなるべく
Ex-以上のモノを選んだ方がリスクが少ないと思います。

カメラの状態

さて、グレードに加えて大切なのが個々のカメラの状態を知ることです。例えば多少へこみがあっても
他は綺麗な完動品で安かったら欲しいなんて事はありませんか?そう言う情報を知ることが
自分の欲しいカメラを見つけ出す手助けになるのです。では思いつく限り状態を表す言葉を解説してみます。

dent(凹み)、scratch(擦り傷)、marks(目立つ傷跡)、pencil dot(鉛筆の先で突いたような小さな凹み)、
chips(小さな剥げ、傷)、shutter stuck(シャッター不動)、shutter sticky(表示速度より作動が早い)、meter jumpy
(露出表示〔得に追針式の針〕が不安定)、meter out(露出計不動)、diaphram blade oily(絞りに羽根油付着)、
finder fungus(ファインダーに埃がいっぱい)、lens haze(レンズにやや曇り)、lens Foggy(レンズ曇ってる)、

・・・また思いついたら追記していきますね。

この他にもいろいろあります。例えば海外で使われたものでたまに見かけられますが、自分の名前を
カメラに彫り込んでいる場合があります。これは消すことはほとんど出来ない大きな傷と同じですが、
これさえ我慢すれば綺麗なカメラであることが多いようです。自分の名前を彫るくらいですから
大事に使ってあるのでしょう。この場合、

User name engraved on top plate of back side of camera(使用者の名前がカメラのトップカバー背面に彫り込んである)

などと書かれています。

また、状態の他にカメラに付属している物を列記してあることがあります。レンズ単体の場合capsと複数形で
書いてあったらフロントキャップ・マウントキャップの両方が付いていますね。どちらかしか付いていない場合も
多いようです。W/Cと書いてあったらトイレではありませんよ、with case(ケース付)と思って下さい。
またフィルターなども付いている場合も良くあります。専用だったりするとラッキーですよね。

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