Russian Frigate Ship Neustrashimy

ロシア海軍 警備艦 「ネウストラシームィ」

1/700 Kombrig Neustrashimy

ロシア語で「ネウストラシームィ」とは「恐れを知らぬ」「勇猛果敢な」という意味になります。本艦の場合はその名に似合わず無骨な
イメージは露ほども感じられず近代的でスマートな印象を受けます。なぜなら同等の西側フリゲートにも見劣りしない美しいスタイルを
持っているからです。ロシア海軍ファンならずともそのスタイルには魅力を感じるでしょう。前後構造物間のスペースが空いているのが
やや気になりますが、SSMの発射筒を装備する予定なのではないかと言われています。

今回作成したコンブリックのレジン製キットは同艦の特徴を捉えた素晴らしいキットです。艦首フレア頂部付近に大きな気泡が入っては
いましたが、その他は成形も申し分なくディティールも結構良好で、また専用エッチングパーツ付で私が今まで入手したレジンキットの
中でも評価は高い方です。ただ若干手摺りパーツが少なく上画像の通り艦首部分に、ちと隙間が出来ました。残念ながら同型艦が今だに
艤装状態で放置されているらしく、孤高の同艦にはタイシップがないのでインジェクション化は期待できません。このコンブリック製の
高ーいキットを作るより他にありませんね。ちなみに私は並行輸入品を国内販売価格の半額ほどで入手出来、また何故か手違いでエッチ
ングパーツが二枚も入っていてラッキーでした。でも勿体ないので上画像の通り、一枚分しか使っていません(笑)。

船体をサフェーサー吹きして塗っては作り、作っては塗りを繰り返して制作しました。上の画像をご参照下さい。左画像の後ろに写って
いる同時制作中の変な船は気にしないで下さい(^^ゞ。ほとんどキットのまま組み立てていますが、アンカーチェーンにFM社のエッチング
を、防水扉にGM社のエッチングを着艦標識ラインにイタレリ「クズネツォフ」のデカールを、またその他ごく一部に0.2mm洋白線、
エバーグリーンのプラ材を使用しています。またセント・アンドリュー旗はPM普通紙に青ペンで手描きしたモノを貼り付けています。

前楼の櫓両脇に着いている腕木のようなパーツはトラス構造体のヤードのようなモノなんですが、同封のエッチングパーツでは厚すぎて折り
曲げられず、また形状も違うしトラスの抜き表現がなくて格好が悪かったのでエバーグリーンのプラ材で自作しました。適当な工作で左右が
揃っていませんが前よりは随分格好良くなったと思います。後楼のトラス構造体は全てエッチングパーツ化されていてこのキットの見どころ
になっています。ただ説明書通りに作ると実物と違ってくるので注意が必要です。私は両側に取り付けるスポンソン状のモノが一対余って
しまいました。中段スポンソンパーツを上段にして中段には余ったパーツを着けるのが正解のようですが、それでもどうせ実物とは違うので
私の場合は上段のスポンソンをプラ材と0.2mm洋白線で自作しました。下段・中段はともかく上段はトラスには出来ませんでしたが実物に
近くなったと思います。スポンソンの装備品はプラ丸棒です。また、0.2mm洋白線は前後楼トップのアンテナ、ホイップアンテナ、前後旗竿
に使用しています。その他、説明書通りに組み立てるとマズイ部分もありますので出来れば写真資料を参照しながら作ると良いと思います。
と言いつつ、甲板の塗装は写真資料がなく塗り分けはほとんど想像によるモノです。キンジャール(SA-N-9)のVLSドアは四角い枠ごと
船体色に塗りましたが実際は丸い四つの蓋だけ船体色で、あとの部分は甲板色と同じ色で塗られているようです。


望遠気味で撮影したので
ややデブッて見えますが


実にスマートで格好イイと思い
ません?


艦橋の窓は黒デカールをカット
して貼りました


吸気口はクズネツォフの
デカールを利用しました
ちょっとキタナイ・・・


舷側後部にはエッチングの
ネームプレートが


ヘリコプターも付属しているのですが
面倒なのでまだ作っていません。


艦ナンバーはまだ入ってません


ヘリ甲板は別パーツですので
作りやすいです

このキットのディティールは悪くなく、プロポーションも良いと思います。コールチク(30mmCIWS+短SAM)やAK-100単装砲もヨソの
コピーなどではなくコンブリックのオリジナルで、AK-100のシールドは実物通りの面取りが成されており旧ピットロードキットのモノより
カッコ良いです。コールチクには銃身がモールドされていませんが私はまだ銃身を追加していません、あしからず(^^ゞ。ちなみにコールチクは
このコンブリックキットで始めてキットパーツ化されたモノのようです。後楼トップに装備されているトッププレートと呼ばれるレーダーの
取付は失敗しているのではありません。レーダープレートは前後から見て水平に付いておらず、向かって左側が上になるようにそれぞれ斜めに
取り付けてあります。レーダープレートを横から見るとおのおの仰角も付いています。今発売中のキーロフ級キットには同じ装備がありますが、
この指示がありませんので取付の際にはご注意下さい。

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