2003年静岡ホビーショー
モデラーズ合同展レポート

Akagichanckiiの東方漫遊記

その1

何かわざわざ取り立てて書くこともないし、私が書かなくてもあちこちのサイトに記事がアップされるのは
明白なのですが一応どんな感じの旅行になったかをつらつらと書いてみたいと思います。面白くなかったら
すんまそん。

また、表記に問題がある場合は遠慮なく速やかに私までご連絡下さい。問題点を即刻削除・修正させて頂きます。

5月16日

午前七時半起床。朝から晴れ間が見え良い天気になりそうである。作品は既にホテルに送ってあるので着替え
やカメラなどを入れたバッグひとつと他メンバーに渡すお土産として熊本名物「馬刺」を入れた発泡スチロール
パックを持って出掛ける。八時四十五分に熊本交通センター行きのバスに乗り、交通センターにて九時二十分発
熊本空港行きリムジンバスに乗る。私の前に座っていたオヤジが窓を開けていたせいで排気ガスの匂いがして
不快である。オヤジに注意してやろうかとも思ったが面倒くさいので放置する。十時過ぎに空港に到着する。

早速搭乗手続きをしに行くと「マイレージ会員になりませんか?」と薦められるがせいぜい年に一回くらいしか
飛行機に乗らないだろうから辞退する。「通路側のお席になりますがよろしいですか?」と言われるが「いやだ」と
言ったらどうするつもりなのだろうと想像してしまう。搭乗口へ行き検査を受けて待合室へ。搭乗する機体が窓から
見える。A-300か!翼下に一発ずつジェットエンジンを持つ双発機だが、私はこれが苦手であることを思い出す。
三発の「トライスター」も苦手であるがA-300も充分苦手だ。4発のジャンボジェット機に比べて非力なので
離陸時にジャンボより余計に加速する。私はその時のGが嫌いなのだ。余りに久しぶりに飛行機に乗るので
すっかり忘れていた!・・・やれやれ・・・仕方なく、暇つぶしにAM誌を買い忘れていたことを思い出し、空港
売店を物色するがそんなマニアックなモノは置いてあろう筈もなかったりする・・・

予定通り出発15分前に搭乗開始となる。どうせ急いで立ち上がっても立ったまま並ばなければならないので行列が
少なくなるまで座って待つ。行列が少なくなって搭乗ゲートを通ろうとすると私の目の前で係りのお姉さんが自動
改札機の門を閉ざす。慌てて「もう乗れないんですか?」とその姉さんに尋ねると「隣のゲートをご利用下さい」と
素っ気なく返事される。何だよ、さっきは右側のゲートを通ってって言ったのに途中で左に移れとは言わなかったじゃ
ないかと憤慨する。すぐ隣のゲートへ行くと両手に荷物を抱えたスーツ姿の「ちょんまげお洒落オヤジ」が係りのお姉
さんに「チケット入れてくれよ!」と怒っている。チケットを入れて貰い、半券が改札機から出てくると「両手が塞が
ってんだよ!取ってくれよ!!」とますます憤っている。ねーさんは仕方なく半券を取って渡している。このちょんまげ
ヤローも大騒ぎせずに手荷物を一度下に置けばいいのにと思うが、係りのお姉さんも余りに愛想がなさ過ぎる。気が
利かない。客がみんなこのちょんまげ君みたいなヤツだったら愛想もなくなるが、恐らく90%くらいは普通の客だろう
からもうちょっと気持ちを入れて仕事出来ないモンかなぁなんて思うと悲しくなる。改札を通って機体のドアまで
歩くと整備士の方が立ってて乗客に挨拶している。何か少しほっとする。

機体にはいると客室乗務員が出迎えてくれる。うーん、前は若い娘が多かったのになー、なんてちょっとガッカリする。
熊本へはジャンボ機が就航していない代わりに、と言っては何だけどJASでは以前は若い客室乗務員が多かった覚えが
ある。おばちゃん乗務員は多いがジャンボのあるANAにするかジャンボは就航していないが若い娘の多いJASにするか
以前は迷ったもんである(笑)。もっとも、苦手な機体を避けてANAのジャンボ便を選ぶことが多かったけど。席に着く
と席上の手荷物入れへ荷物を入れる、が、馬刺のパックが大きくて上手く入らない。私はちびなのでシートの上に乗って
入れ直そうとしている年かさの乗務員がやってきて「入らない荷物はシートの下にお入れ下さい」と言われる。更に
「何が入っていますか?」と質問されたので「お肉!」と答える。ったく、何が入っててもイイじゃないか、とちょっと
鬱とおしく思う。定刻11時になると飛行機は駐機場を離れて滑走路を自走していく。私は離陸時の加速が一番嫌いなので
寝た振りをして離陸を待つ。しかしその日は滑走路をほぼ3/4周ほど自走したのでなかなか離陸しない。狸寝入りが
バレるじゃないか、まったく。

しかし離陸は至ってスムーズで思っていたほど恐怖を感じない。多分機長が経験豊富で上手い操縦なんだなと独り合点する。
雲上飛行に移るまで多少揺れるがまあ何とか我慢出来る範囲である。通路側の席で外があまり見えないが隣は空席だったので
ちょっと気楽である。雲を抜けて巡航スピードへ移行すると更に機体は安定して少しほっとする。シートベルトサインが
消えてわらわらとトイレに行く客など席を移動するヤツが目に付く。機内サービスのステレオ鑑賞はイヤホンまたはヘッド
フォンを使用しなければならず耳が痛くなるので私は絶対に使わない。耳が痛くなるっつっても圧迫で「外耳」が痛くなる
だけで、いわゆる「耳抜き」が得意な私はエウスタキオ管を自在に操れるので耳鳴りがしたりすることはない。しかし
暇つぶしにAM誌を買い忘れたことを後悔する・・・仕方がないのでホントに寝ることにする。

暫くうつらうつらとして目が覚めると席の前に「機内サービスの催促をして下さい」といったシールが貼ってある。国内線
エコノミー席唯一のサービスとしてジュースかコーヒーを出してくれるのだが、このサービス中に寝てたり席を外していたり
するとあとで呼べばサービスをしてくれるのだ。だが私はジュースを貰っても嬉しくない。何かさっきの乗務員のお節介
のせいでへそが曲がってしまったのだ(笑)。しかし私が起きたのに気がついたある乗務員がすぐにやって来て気を遣って
くれた。「ジュースかコーヒーをお持ちしますが・・・」と言われるが、私は首を横に振って「いらない」と言うと申し訳
なさそうに「大丈夫ですか?」と言って去っていく姿を見たら、こっちがちょっと申し訳なくなった・・・(^^ゞ
ゴメンね、イイ娘だったのに・・・なんて思ったりする。

シートベルトサインが再び点灯すると12時15分くらいになっている。窓の外に東京湾らしき海が見えてくる。知らない間に
雲の下に出ていたのでちょっとビックリ。この機長はかなり上手いなあと感心する。巧みな操縦をしたに違いないとこれまた
独り合点。そう思った瞬間、座席の下で「ドスン」と大きな衝撃が起きる!何だか気になったが特に飛行に影響無い様なので
知らなかったことにする。そうこうしていると飛行機はぐんぐん高度を下げてそのうち滑走路が見えてくる。下手なパイロット
だとスムーズに降下できないので着陸態勢に入ったのが判るのだがこの機長は非常にスムーズに降下したので私は着陸態勢に
入ったことに気がつかなかった。タッチダウンするとジェットエンジンがフルパワーで逆噴射してブレーキを掛ける。

停止して暫くするとターミナルビルまで運んでくれる送迎バスがやって来た。バスに乗る行列に割り込むのも面倒だったので
最後に席を立つ。しかし最後のバスは空いていて座ることが出来た。バスの窓から乗ってきた飛行機をしげしげと眺めていると
自分が乗っていた席のちょうど真下あたりに後部ランディングギアがあることに気がつく。さっき「ドスン」という音がした
のはランディングギアの格納扉が開く音だったのね、きっと。5分ほどバスに揺られてターミナルビルに近づくと空港管制塔の
建物が新しくなっていることに気がつく。うーん、だいぶ歳をとったなあと実感・・・

ターミナルビルに着いたらビルを抜けて地下の「京急線」の乗り場へ行く。ZEKEさんに「京急線」の京急川崎駅へ行くように
指示されていたのだ。切符を買って改札へ行くと自動になってる!私が住んでいた頃は山手線くらいしか自動改札機が導入されて
いなかったのでまた隔世の感を覚える。それに以前は京急の乗り入れはなかったような気がするな。2つの乗り場があるがどっち
に乗ったらいいか判らない。どっちでも良いようだが先発の電車はどうやら川崎方面行きではないので後発の電車に乗り込む。

発車して一つ目の駅でスーツ姿の男女三人が乗り込んできて、私の隣に座ると何だかSARSの話をしているようである。どう
やらお医者さんのようだなぁなんて考える。感染の不安は多少あったがまあ滅多なことはないだろうと考えていたが・・・
あとで大阪へ観光に来た台湾人医師が帰国後発病したなんて聞いてちょっと恐くなったりする・・・しかし、ミニスカートの
女子高生を見たりして「やっぱ東京だよなあ」なんて妙に感心したりしている自分が可愛い(笑)。

京急蒲田で車内アナウンスを聞くと何だか微妙な事を言うので乗り換えた方がいいのかと勘違いをして電車を降りてしまう。
どこそこで連結作業をするのでお急ぎの方は乗り換えて下さいとか何とか・・・川崎までは乗ったままで良かったようだ・・・
ちょっと失敗。降りた電車が来た道を戻っていくので空港行きは引き込み線だったのに初めて気がつく。5分ほど待って快速に
乗り換え、ふた駅先の「京急川崎駅」に到着。時刻は13時10分ほどであった。

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