RUSSIAN CAMERAS

"KRISTALL"

後のソ連の大ヒットカメラとなった「ゼニット」シリーズの基礎となったと思われるカメラです。ソ連製ライカ
「ゾルキー」を土台にして一眼レフ化を図ったと思えるのがこの「クリスタル」です。それにしてもトップカバーには
結晶塗装が施してあるし、仕上げも丁寧で使用感はもっと新しい「フェト」や「ゾルキー」と比べてもずっと使い心地
の良い素敵なカメラです。デザインも秀逸ですね。

"SPORT"

当時の彫刻機にはキリル文字用の原盤が存在しなかったのか、この"cnopm"の文字はアルファベットの文字を
代用しながらも奇跡的に!彫刻してあります。「スポルト」!私がこのカメラを手にするのは永年の夢でした。
もう20年近く前、私があるカメラ雑誌で見つけた記事にはこの「スポルト」が世界で初めて量産された
35mm版SLR(一眼レフ)かも知れないと言うモノでした!当時冷戦時代で鉄のカーテン向こうにあるこの
ずんぐりとした不思議なカメラに私はすっかり魅了されてしまったのです。それからつい最近になってウィーンの
あるカメラ店で売りに出ているのをサイトで見つけて、遂に夢が実現したのです!値段は信じられないくらい
安かったのですが、薄給の私にはチト辛いモノでした。
現在ではこの「スポルト」は第2バージョンで、「ゲルフェッタ」とも呼ばれる第1バージョンの「スポルト」の
存在が知られています。ただしこの「ゲルフェッタ」は量産されたと言うには生産数が少なく、また最近の研究では
ドイツの「キネエキザクタ」の発売の方が2年ほど早かったと言われています。
たとえ第2バージョンであったとしても私にはこの「スポルト」の存在は大きく、まさに「ドリーム・カム・トゥルー」
となった想い出の一品です。

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