Admiral Vinogradov & Admiral Panteleyev

アドミラル・ヴィノグラードフとアドミラル・パンテレーエフ

PitRoad 1/700 Admiral Zakharov

先にお断りしておくと両艦とも「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ」ではなく、ただの「アドミラル」です。ソ連邦時代の海軍
提督のことを「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ」という称号で呼ぶのですが、それに該当する人名を使った軍艦は「クズネツォフ」
と「ゴルシコフ」の2艦のみになります。じゃその他の人に帝政ロシア海軍提督とか言う称号がつかないのかは私には判りません。慣例的にロシア国内
ではそれ以前の提督をただの「アドミラル」と呼んでいるようです。


手前が「パンテレーエフ」、後が「ヴィノグラードフ」。長船首楼下のナックルラインが気に入らなかったので
プラ板を貼ったりパテを盛ったりして削り、ある程度納得いく形に修整しています。

実は作り始めて1年以上過掛かって完成した「強者」です!2隻同時進行だったので結構大変でした。が、まあ同じ物を一隻ずつ分けて製作する事の方が
結果的に辛い気がするので、敢えて2隻同時に製作しました。しかし逆に考えれば途中で挫折して放置していた期間があるのは2隻同時だったからに他なら
ないでしょう(^^ゞ。完成しているとは言え製作途中で紛失したパーツ2点ほどは無しの儘ですし、静岡で展示した後に持ち帰って見ると更に2・3パーツが
紛失しているのはご愛敬と言うことでご勘弁願いたい・・・(^^ゞ

上記ナックルラインの修整と前後トラス楼の側面トラスの追加、エッチング手摺りの追加などを施しています。そのうち修理、紛失パーツの追加、ホイップ
アンテナ追加、軍艦旗の追加、などを施してみたいと思っています。それにしてもロシアの軍艦は塗り分けが大変です。マスキングや塗装もですが艦によって
塗り分け方が違っていたりするので、できる限り写真資料を探して再現することに勤めました。両艦で塗り分けが微妙?と言うか、結構違っているのがお判り
頂けますでしょうか?ちなみにヴィノグラードフの艦ナンバーはちょっと後過ぎた様でパンテレーエフと同じ位置で良かったらしいです。艦底塗装を赤と黒に
変えてみました。実際の黒塗装は帯状になっており、その更に下は全て赤もしくは緑で塗られているそうです。艦によっては黒帯の塗装が無く、白帯の下に
すぐ赤や緑が見えているモノもあります(ピョートル・ヴェリーキイィなどはすぐ赤)。黒帯の塗装には喫水付近の腐食防止効果があるのだろうと推察されます。

両艦とも今だ太平洋艦隊の現役艦艇で活躍しているらしいです。他艦に比べて比較的綺麗な印象があるのですが、日本で海上展示した際見学なさった方の意見は
如何だったでしょうか?

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