その3

こまっち1号は普通の乗用車なのだがさり気なくエアロが装備されていたり、車内にロールバーが廻してあったり、エンジンがチューンされていたり
アルミホイルを履いていたり、ハンドルがmomoだったりするが決して竹槍は装備していない(^^ゞ。知らん人が見れば見掛けは普通の乗用車。でもその
実体はお洒落で速いという羊の皮を被った狼なのだ(笑)!と言っても勿論安全運転な彼であった(昔は知らんが(^^ゞ)。「あと10分で着きます」と
ZEKEさんに電話する。若干混んでいるがさほど問題なくZEKE邸傍の待ち合わせ場所に到達する。何か懐かしい風景。去年も丁度この時間帯にココを見
たっけなぁ。もう一年前のこととは信じられない。何だか昨日のことのように思い出す。ZEKEさんはなかなか現れない。いろいろと梱包等で忙しいに
違いない。そのうち向こうの方から見たことのある風貌の人物が荷物を抱えてやって来るのが見える。ZEKEさんだ!「どうもご無沙汰です」と挨拶も
そこそこにこまっち1号に荷物を積み込み、3人で再出発。次はいよいよむーさんを迎えに行く。

「何時まで作ってたんですかぁ?」などと会話をしながらむーさんちを目指す。ZEKEさんは今日の昼過ぎくらいまで作っていたらしい。私も発送の手間
がなければもうひと踏んぱりしたかったのだがいかんせん早めの時間切れである。しかし空いた時間で展示に必要な小物の準備などが出来て実はそれなり
に満足していた。やっぱりギリギリまで作っていると気持ちに余裕が無くなるので自分的にはお薦めではない。何しろ遠いので忘れ物があると命取りに
なりかねない。「余裕のヨッちゃん、きゃあ巡ろ」である←意味不明(^^ゞ・・・ガソリンスタンドに寄って給油とトイレを済ませる。次はむーさんちだ。

むーさんは去年の住まいから引越していたので場所は全くの未知であった。だいたいの場所は電話でこまっちさんが聞いて把握していたが私は土地勘も
ないし、暗いし狭いし恐いよー(T_T)と、面堂終太郎的発言状態だった。それでも何とか近場まで行ってむーさんに電話を掛ける。「Y字みたくなって
るんですが・・・」「そこを入って真っ直ぐです。外で立って待ってますから」(^o^)もうすぐ到着だ。しかし少し狭くなった路地を入るが判らなくなり
ぐるっと回ってからまた電話。「何処ですか?」「いや、今通り過ぎたよー」あれ?そういえばさっき通り過ぎた場所に人が立ってて3人ともさっきの
むーさんに似てたなぁと感じていたのだった。似てると思ったらご本人だったと言うオチである(笑)。これまた挨拶もそこそこにむーさん邸前で荷物
を積み込む。意外と荷物が多いな。むーさんは手荷物の他に資料のバッグと完成作と「出張製作キット」を持ち込んでいたのだった。

四人揃ったので「いやあ、一年ぶりの再開で・・・」と挨拶をすると「みんなも一緒だよ」と言われる。こまっちさんとZEKEさんはたまに会ったりして
いたようだがむーさんと私は同じ立場でこの面子での再会は一年ぶりだそうだ。「いや、オレさあAkagichanckiiさんに謝んなくちゃ」とむーさんに言われ
「へ?」と気のない返事をするとメールの返事を書き損ねたと仰る。「いやいや全然気にしてませんよ」とお返事する。確かに全く気にしてはいなかったが
気を遣って頂いて嬉しく思う。そう言われてみると返事がないので何か気にさわることを書いたかな?と少々不安ではあったことを思い出す。この辺を
キチンとして貰えたので気分が楽になる。実は以前よりZEKEさんやこまっちさんともあまり連絡を取っていなかったのだが、一年ぶりの再会なのにまさに
昨日の友のまま、お2人とも屈託のないつき合いが出来るのは本当に有り難いことだと思う。元々ネット上で始まったおつき合いが(お見合いではない
(^^ゞ)こうして現実のつき合いにまで発展して友人になれた事は驚きと同時に喜びである。全く良い時代になったもんだ・・・

途中でコンビニに寄って軽い食事を買う。私は翌朝用を早々に買い込むモノだから「気が早いよ」と呆れられる(笑)。昼間ハンズで見掛けたハインド
がコンビニでも売っていて一同盛り上がる。私以外の3人は一個二個サンコンと買い込む。どうやら関東地方でも売り出したばかりのようだった。
夕方のラッシュか一般道は少々混んでいたが程なくして東名高速にのって静岡を目指す。去年と同じく模型や旧軍の話で盛り上がりながら車内は和やかな
ムードで進む。実は四人ともかなりの話し好きで、運転をしているこまっちさんがやや弱いが後はわーわーきゃーきゃーゲラゲラと非常に盛り上がった。
旧軍の話などは私が判らないので話を聞いているだけだったが、それでも私もかなり喋った。それにしてもこまっちさんのUFO目撃談が凄い!最近かなり
UFOと波長が合っているらしく凄い飛び方のモノを多数目撃しているらしい。ココ20年以上私はUFO目撃とは無縁なので少々羨ましい。

こまっち号は快調に進む。助手席に乗っていてもエンジンの調子が良いのが判るくらいだ。しかも高速道路は結構空いてて渋滞知らずである。誰もトイレ
休憩を言い出さなかったので高速道路を2時間ほどで駆け抜ける。早い!去年も早かったが今年はもっと早く着いた気がする。少なくとも去年のトイレ
休憩の分は早く着いているはずだ。静岡インターを降りて一般道に入りどこかで遅い夕食を食べることにする。こまっちさんが「去年のところへ行きま
しょうか?」と提案するがむーさんが「せっかくだから違うところにしよう」と開いてそうなレストランを探す。しかし時既に22時過ぎ。この時間に開い
ているレストランって限られていると言うことが判明し、取り敢えず宿泊予定のビジネスホテル方面へ行ってみる。すると去年行ったレストランが目に入
り、じゃまたココで良いかと言うことになり去年と同じファミリーレストランに入る。何だか懐かしい。しかし去年と行動パターンがほぼ同じなのは少々
芸がないかも(笑)。

芸はないがこのファミレスは味は普通で値段が安い!みんなセットモノを注文するが私はペペロンチーノとピザを注文する。ペペロンチーノスパゲッティが
何と380円である!勿論ビールも注文。コレまたワイワイ言いながら皆で食卓を囲む。しかし380円にしては盛りがよい!ピザと同時注文したことを少々
後悔する。会話も明日の展示のことになってきて気分的にも盛り上がってくる。途中むーさんから「(仕事)何やってるの?」と仕事の質問が来る。営業
写真の説明をして理解して貰う。「じゃ修学旅行とか行くの?」と訊かれて「去年、長崎に2回行きましたよ〜」と泣き言を言うと「折角だから女子高とか
の旅行に行けば楽しいよ」などと言われるが、実は女子校なんて大変そのものなので私は出来れば小学校までしかやりたくないと思っている(笑)。

一通り料理を平らげ支払いを済ませてホテルを探す。しかし実はこのレストランとホテルはかなり至近ですぐにホテルに到達する。チェックインする前に
コレまた近所のコンビニへ寄って朝食用の買い出しをする。が、私は既に買い物が済んでいたのでこまっち号車内でみんなを待つ。数分で買い物を済ませて
ホテルへ行ってチェックイン。今年は四人とも同じホテルに宿泊することにしたので集合が早くなって非常に有利だ。前払いで二日分の宿泊料と二日目の
朝食代金を順番に支払う。しかしまったく同じ内容なのに支払額が三種類なのが面白い。予約ルートなどで違ってくるのだろうと想像する。私とZEKEさん
だけが同額だったようだ。

「お荷物が届いている方がいらっしゃいますが」おお!忘れていた!私の大事な作品群である。コレが届いていなかったら静岡まで来た意味が殆どなくなっ
てしまう。夜に破損状況を確認したいがどうせどこで開封しても同じなのでこまっちさんの指示通り朝までフロントで預かって貰うことにする。みんなが
チェックインを済ませるとエレベーターに乗ってそれぞれの部屋へ行く。降り際にZEKEさんに頼んで作品票を貰う。私は作品票に貼り付けられる様にパソ
コンで印字したモノの裏に両面テープを仕込んで作品票を作る計画であった。なんだか脅迫状を作る気分だが(笑)作品票も綺麗だと見る方も見やすいかと
去年の展示で感じたので今年は作品発送後の暇に任せて作ってみたのだ。

私が一番上の階、七階までエレベーターに乗って自室に入る。さすがに疲れたー・・・去年もグッタリだったが今年も結構歩き回って疲れている。昨晩三時
間しか寝ていないから今夜はぐっすり眠れるモノと思っていた。疲れたので大浴場に行く気がせず自室のユニットバスで済ませることに。缶ビールだけ買い
に行き携帯とデジカメを充電状態にして手荷物のチェックをし、着替えを準備して風呂に入る・・・疲れていたせいか湯を貯めるのを忘れていきなり入浴(^^ゞ
仕方ないのでアタマから洗い身体を洗って早々に風呂から上がる。何だか暑いな〜部屋の冷房のスイッチを入れるがあまり冷えて来ない。着替えをしてビール
を飲みながら作品票を作り始める。バランス良く貼るために結構時間を掛けて作業する。貰った7枚分だけ完成。あと4枚は現地で入手して製作だ。既に朝の
2時近くになっている。イカンイカンそろそろ寝ないと寝る暇がなくなってしまう。歯を磨いてベッドに潜り込む・・・・しかし寝られない。エアコンのガー
ガー言う音がうるさく感じる。でも風呂上がりで火照った身体はなかなかクールダウンしない。部屋に備え付けの時計の目覚ましを掛けようとするが故障して
いる事に気がつく。仕方がないので携帯電話のアラーム設定をする。明日は七時集合だから五時五十分にアラーム設定完了。再び寝ようと奮闘する。しかしどう
しても寝られない(T_T)。疲れすぎて寝付けなくなったようだ。午前三時頃諦めてエアコンを停める。音が静かになれば少しはマシだと考えたのだ。更にしかし
今度は冷蔵庫のヴーーーンと言う音が気になって寝られない(笑)!冷蔵庫のコンセントを引っこ抜くことも考えたがもう何をしてもあまり変わるまい。それに
暑いし。諦めてベッドで寝返りを打って悶々と過ごす。午前四時くらいまでは記憶があるね(T_T)。

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